|
川越style倶楽部は「江戸の知恵を現代に活かす」というコンセプトを使って、新しい何かを生み出すこと、それを広めることを中心に活動してきました。川越や埼玉の歴史・文化・生活について学ぶにつれ、その奥深さにも気づきました。大切に伝承されてきたものを活かし、新しいモノとのコラボレーション企画もありました。それらを自己満足で終わらせないためにも、NYに行く必要性がありました。
何故、ニューヨークなのか? 新河岸川の舟運によって栄えた川越は江戸の影響を受けただけでなく、江戸の生活を支えたことに大きな意味があります。まさに“江戸の母”であったわけです。一方ニューヨークもハドソン川に影響を受け、ハドソン川を利用して栄えてきた街です。そして、アメリカのやがては世界の中心として重大な役目を担うに至りました。同じように川に恵まれ、川に育まれた街として、NYは川越にとって特別な存在であるのです。その場所から埼玉・川越を見つめることで、新しい風を吹かせたい、ふるさと埼玉・川越を、日本中にそして世界に知らしめたい!そんな思いで出発しました。
そして、何故「歌麿」なのか? 川越style倶楽部のコンセプトでもある江戸時代に花開いた“浮世絵の世界”。その代表的な浮世絵師のひとり喜多川歌麿に、川越生誕説があると知りました。実は歌麿にとって生誕の地と言われている場所は複数あります。川越もそのひとつ。私たちはそれを誇りに思い、歌麿の世界を通して埼玉・川越を演出することに決めました。 NYで何をしたのか、何が喜ばれたのか、これからどうすれば良いのか、感じていただけたらと思います。
【10月29日】日本クラブにて交流会 NYの企業で働く人、食品を扱う人、観光関係者などを中心とした交流会を開催。東京国際大学の川村明美先生の司会で進められた交流会は、プロジェクターを使い、メンバーそれぞれの説明には東京国際大学の学生・佐藤真由子さんと千代田典子さんの通訳が付きました。倶楽部メンバーの事業・食材を中心に、埼玉の食材・酒・伝統工芸などを紹介しました。そのあと、埼玉・川越の食材を活かした料理を試食していただき、目と耳と舌に訴えかけた交流会は大成功!それぞれに、高い関心を持っていただきました。
【10月30日】在ニューヨーク日本国総領事公邸にて発振!
ご招待者と言えども、そこはアメリカ。公邸入り口では厳しい身体チェックが行われます。慣れたニューヨーカーたちは、それでも一歩足を踏み入れた途端大きな笑顔に変わります。出迎えは、川越祭りを再現した「王蔵流中台囃子連中」によるお囃子です。笛や太鼓の前にたたずみ、舞いを見つめる姿が多く見られました。2階に上がっていただき、ウェルカムドリンク。ここには前日と同じように、埼玉の食材・酒・伝統工芸品などが飾られています。人々の関心は高く、質問が飛び交います。ここでも、東京国際大学の川村先生・矢澤先生、学生の佐藤さん、千代田さんが大活躍。その後、階下に降りていただき、いよいよ、「小江戸川越と歌麿の世界in ニューヨーク」の開催です! 「皆様、本日はようこそ“川越・劇場”へお越しくださいました」という日疋好春代表の挨拶から始まります。最初は英語で、途中から「川越語(日本語)で話すことにします」と宣言し座を和ませます。ここで、川越は“江戸の母”“Mother of EDO”であることをアピールしました。 川越観光協会の谷島氏、NYの桜井大使の流暢な英語の挨拶をいただき、料理記者・岸朝子氏のトークショーへと移ります。永い経験から導き出された言葉は説得力があり、おだやかな語り口調は来場者を真剣なまなざしに変えます。川村先生の身振り手振り入りの通訳は、とても楽しく、岸先生とのコンビネーションも反響を呼びました。
舞台は代わり、日舞「四季の川越」。歌麿の美人画を思わせる日本髪や着物は、ニューヨーカーたちの目を輝かせました。中台囃子連中によるお囃子に合わせて登場したのは女流書道家・矢部澄翔。「川越」という文字を舞うように描くパフォーマンス書道は、ダイナミック!来場者の目を引きました。
場所を再度2階に移し、埼玉・川越の酒「鏡山」を使った鏡開きを行います。「ヨイショ、ヨイショ、ヨイショ!」のかけ声で、拍手喝采でした。日本酒もニューヨーカーたちの口に合うようでした。いよいよ今回のメイン。埼玉の、そして川越の食材を使い、江戸料理の知恵を現代に活かした川越style倶楽部流江戸料理“歌麿御膳”の登場です。ブュッフェ形式で自由に召し上がっていただきましたが、どの味も人気で、あっという間に料理がなくなって行きます。
和菓子作りを実演。その名も「小江戸美人」。彩の国黒豚をはじめとした埼玉の食材は、肉質の違いや添加物を使わない料理として注目されました。スローフードに高い関心を示すニューヨーカーたちにしっかりと訴求できたと評価されました。この「歌麿御膳」は、川越style倶楽部のコンセプトを形にしたものとして、NY事業の成果として、どら弁「四季彩菜・冬の巻」になりました。
|















